世紀の発見かぁあ??? watai

 6/8発売の月刊ダイバー7月号では、鍵井靖章カメラマンによる「コモドクルーズ」の記事があります。
コモド

 その編集作業中のこと。「うぉ〜、コモドドラゴンだぁ、でかっ!」なんてブツブツ言いながら写真を見ていると、口内保育をしているタイガーズ柄の魚が……。コイツってニジギンポ? えっ、ニジギンポが口内保育? ???

 「?」「!」が飛び交い、眠れなくなりそうだったので、横須賀市自然・人文博物館館長の林公義先生にお尋ねしました。

「とても珍しい写真ですね。
 じつはこの魚はテンジクダイ科(Apogonidae)のヤライイシモチ属(Chaelodipterus)の1種で、ヒゲニジギンポ属の1種が、この魚の擬態をしています。ヒゲニジギンポは何も危害を加えないこのヤライイシモチ属の1種をまねて他の魚に近づき、その魚の鰭や肉に噛み付き、むしり取ります。
 この魚はテンジクダイ科ですから、口内保育していてもおかしくありません」
とのお答え。
 この事実関係を報告したレポートも出ているのだそうです。世紀の写真、じゃなかったデス、鍵井さん……。

 しかし、ヒゲニジギンポが、そんなずる賢いやつだったとはねぇ。
 林先生は「テンジクダイ科のヤライイシモチの1種のほうもヒゲニジギンポに似ているため「危険なヤツ」と他の魚に思われるので、結構それで身の安全を確保しているようです。まあ、お互いに利用しあっているのでしょうね」とも。
 相変わらず、魚の世界は奥が深い。

>>私らを惑わせたヤライイシモチの仲間を確認したい方は、月刊ダイバー7月号の93ページへGO!
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